有体財産

わたしたちが労働を行い、その対価として受ける収入によって成されるものを財産と言い、この財産は日本の憲法によって財産権として保障されています。
こうした財産は多岐にわたり、預貯金などによって蓄えられる金銭なども財産になりますし、株券や債券などの有価証券、家財や自動車、土地や建物なども財産になります。

また、こうしたものの他では、知的財産とも呼ばれるモノも財産権によって保護を受けており、日々の生活を支える道具や商品などを生み出すために行われる製造や産業において、その画期的なアイデアを保障する特許権や、思想や感情などによって創作的に生み出された音楽や文学、芸術などの著作権も、法律によって私たちの財産として認められているのです。

このように、様々なものがわたしたちの財産となるのですが、こうした財産は一般的に有体財産と無体財産に分けられています。

有体財産と無体財産との違いは、目に見えて触れるようなものがあるかどうか、という事の違いになり、無体財産ではそのアイデアなどが利益を生む物であるために形がなく、こうした事から無体財産と呼ばれており、また、その大きな特徴として、そのアイデアなどを第三者が利用することによって、模倣することによって複製をつくり利益を出すことができるという面を持っています。

これに対して無体財産は、その価値を生み出すものに形があることが特徴で、その物自体が使われない限りは利益が作り出せないという面を持っています。
例えば、土地や建物などは有体財産であり、実際の土地や建物など存在をしており、その土地を利用したり、建物などを人やテナントといったの利用者に使わせることによって利益を生み出すものになります。

また金銭などについても、硬貨や紙幣や預貯金なども含め、これをたくさん保有することにおいて、その価値の高さを表すことができ、この金銭を利用することによって他のものと交換するなどの対価としての使用することができます。

株券や債券などの有価証券についても有体財産になり、株券などは現在は電子化されているために、紙としての物体はほとんど存在していませんが、その企業などに対しての資金の提供を行い、その企業そのもののオーナーとしての権利を有することができます。

こうした事から、株券は有体財産とされており、その株の保有量によって、金銭などと同じようにその価値の高さを表すことが可能であり、例えば分配される配当金の金額の大きさや、企業の経営側に対しての発言権の強さなどが決まってくるのです。